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『泣かない子供』

何度も何度も読み返して
随分、古くなってしまってますが…


『泣かない子供』
江國香織
角川文庫 457円


昨夜、女友達との電話のなかで
話題になった江國香織さん。
その時は『冷静と情熱のあいだ』という小説の話題だったのだけど…


江國香織さんの小説はすべて読んでいますが
わたしは彼女のエッセイ集もとても好きです。
エッセイ集の中でも
この『泣かない子供』はお気に入りの1冊。


その中の1節より…

私は私のやり方でしか人を好きになれないのですけれど。
だって、人を好きになるというシンプルな感情を分類して、
不倫とか遊びとか本気とかいちいち名前をつけるなんていうこと、
どうしたってナンセンスでしょう?

いつかあなたのお義姉さんが指摘したように、
私たちは恋愛を過信しているのかもしれませんね。
でも、それならそれで私はとことん過信しようと思います。
この人を愛すと決めたから愛す、のではなく、
愛さずにいられないから愛す、のだと思いたい。
そのせいでいつか恋愛に終わりがくるとしても、
仕方ないと思うのです。

〜『泣かない子供』 ラルフ より〜



これを最初に読んだのは今から12年ほど前の事でした。

当時、わたしは結婚していて
妻という立場にいました。


でも、これを読んだとき
「今、わたしは夫と向き合っているのだろうか?」
「愛さずにはいられないと思っている?」

と、いう思いが浮かんできたことを覚えています。


あれから年月は流れ
わたしは、独身に戻り
元の夫は離婚後数ヶ月で再婚しました。

彼はこう、わたしに言いました。
「離婚後、すぐに再婚して幸せになってやる」
のだと。
わたしに対する当てつけ…だとも。

その後、元の夫は案の定、新たに恋人が出来て
再婚を早まったことを悔やんだ時期もあり
わたしは相談されたこともありました。
(別れた妻に恋の相談ができるというのも変わってますけど…笑)

でも、今は、たぶん、曲がりなりにも
いい夫婦、子供たちにとってはいい両親で居続けていることでしょう。
「愛すると決めたから愛す」
と、いうカタチで…。


世の中にはさまざまな愛のカタチがあります。
そのどれにも正解なんてないのでしょう。

でも、わたしは
少なくとも
愛さずにいられないから愛す」
で、ありたいと思います。



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